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雛人形五月人形の供養

雛人形処分の供養

 家族が増えたり、引越し先に雛人形を祭るスペースがないなどの理由で雛人形処分を考えられておられる方の参考にしていただきたいのです。雛人形処分にあたって長年家族に寄り添ってきた人形には魂が宿っておりますので雛人形が供養の対象になります。道具類については供養の対象になりませんが、雛人形処分の際にはいっしょに供養、お焚き上げいたします。処分にあたり雛人形についての知識を深めてみてはいかがでしょうか。

雛人形の種類(配役)

 桃の節句の日本人形の代表格ともいえる雛人形には種類(配役)があります。注意深く見ると、それぞれに年齢差があったり表情の違いがあったりして思わぬ発見をします。

雛人形の種類

  • 内裏雛だいりびな
    親王と親王妃です。親王は天皇の冠をかぶっています。内裏雛は畳の台に載せられます。
  • 三人官女
    宮中の女官で、三人のうち一人は眉なし、おはぐろで既婚者あるいは年長者です。

ひな道具

 おひなさまには付随する沢山の道具類があります。ではどのような道具があるのか列挙してみます。

雛人形の仕舞い方

 雛人形は、毎年の桃の節句のひな祭りごとに飾るものです。長年にわたって、毎年飾っては仕舞いを繰り返しながら保管するので、仕舞い方には特に注意を要します。雛人形の仕舞い方の順序が下記になります。
  1. 羽ばたきなどで、細部まで、ていねいにほこりを払います。
  2. 顔は柔らかい紙をすっぽりかぶせ、細い紙をひねって止めます。
  3. 柔らかい紙に包んで一体ずつ立てて箱に入れ、すきまのないよう詰め物を入れます。
  4. 防虫剤と乾燥剤を箱に入れて、湿気の少ないところに保管します。

五月人形供養

 男の子が立派な青年になった頃、幼いころから成長を見守ってきた五月人形は出番がなくなることがあります。男の子の成長とともにそばにいてくれた五月人形には魂が宿っています。感謝をこめて五月人形供養をすることが将来の幸せを祈ることにもなるのです。五月人形供養を機会に端午の節句と五月人形について改めて見つめなおすのも良い機会かと思います。

端午の節句と五月人形

五月人形

 男の子の成長と、将来の幸せを祈る行事が端午の節句です。この日は菖蒲を軒先に刺し、菖蒲湯に入る習わしがあります。
子供たちが、菖蒲の刀を作ったり、菖蒲の鉢巻をしめたりすると、夏の暑い時期に、食あたりや暑さ負けしないといわれています。
端午の節句は鯉のぼりや五月人形を飾り、柏餅やちまきを食べて祝います。
五月人形には雛人形のように人形の順位や並べかたという決まった形はありません。

一般的には、鎧と兜を中心に、のぼり、弓矢、陣笠、軍扇、かがり火を並べ、手前には柏餅やちまきなどのお供えをおきます。この五月人形は、床の間飾りなどとして、一年中飾っておくことも多いものです。

五月人形とのぼりの種類

五月人形の種類

 端午の節句の五月人形は内飾り、のぼりは外飾りといわれます。五月人形と鯉のぼりにはどのような種類があるのでしょうか。
五月人形の種類

  • 鎧飾り
    本格的な甲冑飾りで邪気払いの役目があります。
  • 金太郎飾り
  • 兜飾り

五月人形供養

のぼりの種類

  • 鯉のぼり
    お子さんが立派な大人になるようにとの願いで鯉のぼりを泳がせます。上から順番に吹流し・真鯉・緋鯉・子鯉となりますが、それにとらわれず追加して数多く泳がせるとにぎやかで豪華になります。
    緋鯉の下につける子鯉は、本来は一家の男の子の数だけつけるとされています。
  • 武者のぼり
    絵柄は「家紋」「川中島の合戦」「加藤清正の虎退治」などがあります。

人形供養に関するお問合せは下記にて承ります。
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